和製カリーとも言われている、日本屈指の3P(スリーポイント)シューター富永啓生選手。
バスケ日本代表として、パリ五輪出場権利の獲得に大きく貢献し、一躍海外メディア含めて注目されています。
そこで今回は、富永啓生の海外の反応、NBAドラフトの可能性と課題!について紹介していきます。
富永啓生とは?日本代表からNCAAへ
みんなありがとうー!!!
パリオリンピック行くぜー!!! pic.twitter.com/w6TEv6LPTO
— 富永 啓生/ keisei tominaga (@KeiseiTominaga) September 2, 2023
富永啓生選手は、日本のバスケットボール選手で、現在は米国大学バスケットボールNCAAのネブラスカ大学でプレーしています。
富永選手はシュート力や技術が海外でも高く評価されており、NBA入り、NBAドラフト指名の可能性もささやかれている注目の選手。
富永選手のバスケットボール人生の始まりや日本代表からNCAAへの飛躍を見ていきましょう。
日本代表としてW杯に出場!
富永啓生選手は、バスケットボールのシューティングガードのポジションで、2023年時点で22歳、愛知県名古屋市出身。
富永選手は高校を卒業後、アメリカのレンジャー・カレッジでプレーし、その後2021-22シーズンからネブラスカ大学に編入しNJCAAディビジョンIオールアメリカンセカンドチームに選出。
富永選手は、バスケットボール界で「和製ステフィン・カリー」と呼ばれることが多く、NBAスーパースターのステフィン・カリーを尊敬しています。
富永選手は2022-2023シーズンのビッグ・テン・カンファレンスで平均14.2得点を挙げ、フィールドゴール成功率51%、スリーポイント成功数1試合あたり平均2.4本という成績を残して一躍有名に。
また、2023年のNBAドラフトにアーリーエントリーしましたが、その後取り下げてネブラスカ大学に戻ることに。
さらに、富永選手は日本代表としても活躍しており、東京2020の3×3バスケットボールに出場し、準々決勝まで進み、FIBAバスケットボールワールドカップ2023にも日本代表として出場。
国際試合でも得意の3P(スリーポイント)を決めて、パリ五輪出場へ大きく貢献しました。
ネブラスカ大学に進学と海外での活躍!
富永啓生は、高校卒業後、米国大学バスケットボールNCAAのネブラスカ大学に進学。
ネブラスカ大学は、BIG10カンファレンスに所属する強豪校で、NBAのスター選手であるタイロン・ルーの出身校として知られています。
富永選手は、ネブラスカ大学のヘッドコーチであるフレッド・ホイバーグから高く評価され、1年生からレギュラーとして起用されました。
富永選手は、BIG10カンファレンスの中でも最もシュート力の高い選手の一人として、平均14.7得点を記録。
また、シュート以外のカットインやドライブなどの多彩なプレーも見せ、チームの得点源として活躍。
富永選手のプレーは、NCAAのファンや海外メディアからも高い評価を受けました!
シュート力の特徴と強み!
富永啓生選手の最大の特徴と強みは、ディープスリーと言われる3Pシュートの決定力、シュート力です。
富永選手は、3ポイントシュートの成功率が40.5%という高い数字を誇り、キャッチアンドシュートだけでなく、ドリブルからのシュートやステップバックシュートなど、様々なシュートフォームを持っています。
富永選手は、自分のシュート力に自信を持っており、どんな状況でもシュートを打つことができます。
富永選手のシュート力は、彼の憧れの選手であるNBAのステフィン・カリーにも似ています。
また、富永選手は、シュート力だけでなく、カットインやドライブなどの技術も高く、ディフェンスをかわしてゴール下に切り込んでも勝負できることも武器。
富永選手は、身長が183cmというNCAAの中では小柄な選手ですが、スピードや敏捷性を生かして、相手の隙を突くことも、持ち前のシュート力などの技術を持つことで、2024年NBAドラフト入りの可能性を高めています。
富永啓生の海外での反応は?
Thank you Huskers nation 🔥
GBR❤️ pic.twitter.com/mD0PTioSrE
— 富永 啓生/ keisei tominaga (@KeiseiTominaga) February 20, 2023
富永啓生選手は、ネブラスカ大学での活躍により、海外での反応や評価も高まっています。
富永選手のシュート力やドリブルからのカットインの技術は、海外バスケファンやメディアから絶賛されており、NBAのスター選手からもメッセージが届いています。
富永選手の海外での反応や評価は日に日に高まっています。
ホームでの試合では大歓声!両親も登場?
富永啓生選手は、ホームでの試合では大歓声を浴びる人気ぶり。
富永選手のシュートが決まるたびに、観客は熱狂し、富永コールも。
富永選手は、ホームでの試合では1試合平均18.4得点を記録し、チームの勝利に貢献!
富永選手の試合は日本でも注目されており、スクリーンには富永選手の両親も登場することも。
富永選手の両親は、試合を見るために日本からアメリカに渡り、彼の活躍を応援しています。
富永選手の両親は、彼のプレーに感動し、海外バスケファンや富永選手の家族にとって、特別な時間となっています。
「日本のカリー」と海外から高い評価!
富永啓生選手はアメリカのメディアから高い評価を受けているバスケットボールプレイヤーの1人です。
彼のシュートの技術は、NBAのトッププレイヤー、ステフィン・カリーにも匹敵すると評されており、「日本のカリー」とも呼ばれています。
アメリカのスポーツメディア、ESPNは彼のNBAでの活躍を予測し、CBSスポーツもカリーと同じような道を歩む可能性があるとまで高い評価。
元NBAの幹部、ジョン・ホリンジャー氏は彼の正確なシュートと意欲を称賛し、NBAで重要な役割を果たせると見ています。
このように富永選手のシュート技術に対するアメリカメディアの注目は高く、NBA入りの可能性が大きく期待されています。
カリーから直接メッセージも!
富永啓生選手は、ソーシャルメディアを通じて広いファン層と交流していて、ファンたちは富永選手のプレースタイルに感銘を受け成功を祝っています。
富永選手のソーシャルメディアにはNBAの有名選手からも彼へのメッセージが届いています。
特に富永選手が尊敬するステフィン・カリーは、彼のシュート技術とプレースタイルについて高く評価しており、「彼は信じられないほどの選手だ。どの距離からでも得点できる彼のシュートは驚異的だ。彼のプレーはリーグに新しい活力をもたらすだろう」とコメントをもらっています!
また、元NBAヘッドコーチのジェフ・ヴァン・ガンディ氏からも、彼のNBAでのプレー能力について肯定的なコメントが寄せられています。
「富永選手はNBAで戦えるだろう。シュート能力とドライブの技術を持っている。彼はNBAチームに大きく貢献できる」とのエールを受けています。
富永選手のソーシャルメディアはファンやバスケ界の関係者とのコミュニケーションの場となり、彼の人気や評価をさらに高めています。
富永啓生のNBA入りの可能性、専門家の見解は?
富永啓生選手は、日本代表としてW杯に出場したり、NCAAのネブラスカ大学で活躍したりすることで、NBA入りの可能性を高めています。
富永選手は、2023年のNBAドラフトにアーリーエントリーした経験もあり、今年のNBAドラフトで指名されることを目指していますが、富永選手のNBA入りの可能性はどのように評価されているのでしょうか?
元NBA球団幹部は「正確で意欲の高いシューター」と評価
富永啓生選手の才能はシュート能力の高さにあります。富永選手は3ポイントシュートの成功率が40%を超えるなど、卓越した成績を持っています。
また、富永選手はキャッチアンドシュートに限らず、ドリブルからのシュートやステップバックシュートなど、多様なシュートスタイルを駆使することが出来るので元NBAの幹部、ジョン・ホリンジャー氏によっても高く評価されています。
ホリンジャー氏は富永について「非常に精度が高く、意欲的なシューター」と述べ、彼がNBAでのオフボールプレーに適しているとコメント。富永啓生がNBAで活躍するための才能を持っていると認めています。
ホイバーグHCの評価は?
富永啓生選手は、ネブラスカ大学バスケットボールチームのヘッドコーチ、フレッド・ホイバーグ氏からも大きな信頼を得ています。
ホイバーグ氏は、過去にNBAでプレーした経験を持ち、インディアナ・ペイサーズやシカゴ・ブルズでの活躍が知られています。
ホイバーグ氏は富永啓生選手のNBAでの成功の可能性について「彼にはチャンスがある。彼は優れたシュート力とドライブのスキルを持っている。NBAのどのチームにも価値をもたらすことができる」と高く評価しています。
富永選手がNBAへのアーリーエントリーを決めた際、ホイバーグ氏は彼のために複数のNBAチームとのワークアウトを手配し、彼の成長に役立つフィードバックを得る機会を提供したことも伝えられています。
また、富永選手がネブラスカ大学でのさらなるプレーを決めた時も、ホイバーグ氏は「彼の前には素晴らしい未来があると思う」と述べ、富永のNBAへの道のりを引き続きサポートする意向を示しています。
NBAで活躍するためはの課題は?
NBAでの成功には、シュート力だけでは不十分であり、富永啓生選手でも他のスキルや身体的能力の向上が必要です。
富永選手はNBAの基準では比較的小柄な183cmですが、そのスピードと機敏さを活かして相手の隙をついての3Pシュートが狙えます。
飛距離の長い富永はシュート技術はNBAに適しています。
富永選手の目標とする選手像には、ユタ・ジャズのジョー・イングルスやフェニックス・サンズのキャメロン・ジョンソンが含まれ、これらの選手は40%以上の3ポイントシュート成功率とオフボールでの動きでチームに貢献しています。
一方で、富永選手の改善点はディフェンスと身体能力です。
NCAAでもディフェンスに苦労した経験があり、NBAではより体格の大きな選手と競合するため、ディフェンス能力の向上が求められます。
また、体重と筋力の増加も重要なため、富永選手はオフシーズンには集中的なトレーニングプログラムで身体を鍛えて準備をしています。
富永啓生のNBAドラフトは?
His nickname: The Japanese @StephenCurry30.
His number: 3⃣0⃣, obviously@BTNJourney features @HuskerHoops‘ electric G @KeiseiTominaga. pic.twitter.com/RYxa4KldVH
— Big Ten Network (@BigTenNetwork) February 16, 2023
NBAドラフトの対象、エントリーの時期や条件は?今年のNBAドラフトで指名されることですが、そのためにはいくつかの手順を踏む必要があります。
NBAドラフトにエントリーするための条件があります。
- 非米国籍の選手は高校卒業後1年以上経過していること
- 米国籍の選手は高校卒業後4年以上経過しているか、大学卒業していること
- 自動的にドラフト資格を得られない場合は、ドラフト60日前までにアーリーエントリーを宣言すること
富永啓生選手の場合は非米国籍の選手であり、高校卒業後2年以上が経過しているため、自動的にドラフト資格を得ています。
富永選手はアーリーエントリーが必須ではありませんが、昨年同様にアーリーエントリーをする場合はドラフトの60日前までに宣言が必要です。
アーリーエントリーにより、ドラフト前のキャンプや各チームのワークアウトへの参加が可能となり、自身のスキルや市場価値を確認する機会があるメリットも。
昨年のNBAドラフトでアーリーエントリーした際、富永選手はインディアナ・ペイサーズのワークアウトに参加し、シュート力をアピールに成功。
今年の富永選手のドラフトへのエントリーが気になります。
NBA入りを目指す富永啓生の夢と目標!
富永啓生選手は、子どもの頃からNBA選手になるのが夢だと話していて、NBAのスーパースターであるステフィン・カリーに憧れており、彼のようなシュート力を持つ選手になりたいと公言しています。
富永選手は、カリーのプレーをよく見て勉強しており、カリーからもメッセージを受けたことも。
カリーは、富永選手について「彼は本当に素晴らしい選手だ。彼のシュートは驚異的であり、どの距離からでも命中させることができる。彼のプレーは私たちのリーグに新たなエネルギーをもたらすだろう」とコメントしています。
富永啓生選手は、カリーとの対戦を夢見ており、「彼と一緒にプレーできたら最高だし、彼と対戦できたらもっと最高だ」と話しています。
富永選手は、NBA入りを果たすことで、カリーとの対戦を実現させたいと思っており、NBAでプレーすることで、日本のバスケットボール界に貢献したい、八村塁選手や渡邊雄太選手のように、日本人NBA選手の先駆者になりたいと話しています。
富永啓生の海外の反応、NBAドラフトの可能性と課題まとめ
ここまでNBAのドラフトを目指す、バスケ男子日本代表の富永啓生選手を追いかけてみました。
富永選手のディープスリーはまさに日本代表の武器、そしてワールドクラス。
2024年のNBAのドラフトにかかる可能性は高いと個人的には思っています。
海外メディアの反応や海外からの評価としても日本代表の22歳コンビと知られる、スピードスターの河村勇輝選手と3Pシューターの富永啓生選手の2人は遅かれ早かれ、NBAや世界で活躍できる選手だと言えます。
NBAのドラフト入りを果たし、NBAで活躍し、そして日本代表として日本のバスケでパリ五輪でメダルの獲得を実現して欲しいですよね。
これからも富永啓生選手に注目です!
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